65歳以上の在職老齢年金の計算手順 | 年金について学ぶなら役に立つ年金知識

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65歳以上の在職老齢年金の計算手順

 

65歳以上の在職老齢年金額の計算は次の順序で計算しています。

 

1、基本月額を算出する(老齢厚生年金額から加給年金額と経過的加算額を引いた金額を12で割る)

 

2、総報酬月額相当額を算出
  標準報酬月額(1か月あたりの給料の金額)+過去1年間の標準賞与額(ボーナス)を12で割った金額
過去1年間のボーナスは平成26年8月であれば、平成25年9月から平成26年8月までの間に支給されたボーナスを合計して12で割ります。

 

3、支給停止額を算出
1と2を足して46万を引いて2で割ります。
例えば1が20万で2が30万の場合は
(200000+300000−460000)÷2=20000なので、1か月あたり2万円が支給停止額となります。

 

4、報酬比例部分の年金額から支給停止額を控除
200000−20000=180000
180000×12+加給年金額+経過的加算額=老齢厚生年金額

 

5、加給年金は1円でも老齢厚生年金額があれば、全額支給され、在職老齢年金の計算をした結果、老齢厚生年金額0円の場合は全額停止となります。
基本月額が全額停止でも経過的加算額は全額支給となります。

 

70歳以上の在職者にも在職老齢年金制度を適用
平成19年4月から、70歳以上(施行日に70歳以上の昭和12年4月1日以前生まれの人を除く)の在職者に、上記の65歳以降の在職老齢年金制度が適用されています。
70歳以上の被用者(在職者)は、厚生年金保険の被保険者とならないため、事業主は70歳以上の被用者について届出を行うこととなります。なお、70歳以上で退職等した場合の年金額改定の取扱いは、70歳未満の方とは異なっており、退職等した日の属する月まで支給停止(減額)、翌月から年金額が改定・支給(満額)されます。

 

1月31日に退職⇒2月から全額支給
70歳未満の場合は1月31日退職、2月1日喪失⇒3月から全額支給

 

Q、72歳です。厚生年金の保険料は払っていませんが、厚生年金の適用事業所に70歳以降も務めています。現在年金は全額支給されています。今月で退職します。年金は増えますか?

 

A、すでに満額の年金を受給していると思われますので、退職をしたことにより年金が増額することはないでしょう。

 

厚生年金基金から支給される年金

 

厚生年金基金は、国(厚生年金保険)の老齢厚生年金(報酬比例部分)を代行するとともに、プラスアルファを上乗せして支給します。
1、加算型基金の年金
加算型基金は、代行部分にプラスアルファを加えた基本年金と、基金独自の上乗せ年金である加算年金(一定の条件を満たさない人には脱退一時金)を支給する給付設計となっています。

 

プラスアルファは給付乗率に1000分の0.1(総報酬制導入後は1.3で除した1000分の0.077)のプラスアルファを乗せる給付設計が一般的です。

 

(基本部分 基本年金)(加算年金、選択一時金、脱退一時金、遺族一時金)
代行部分+プラスアルファ+加算部分

 

2、代行型基金の年金
老齢厚生年金の算定方法を用い、給付乗率を国の乗率に上乗せして給付額に厚みを持たせた給付設計。

 

代行部分+プラスアルファの厚みが厚い
(総報酬制の対象となる)

 

厚生年金基金と在職老齢年金

 

平成17年4月から厚生年金本体で一律2割の支給停止が廃止されたことに伴い、厚生年金基金でも一律2割の支給停止が廃止されたことに伴い、厚生年金基金でも一律2割支給停止が廃止されました。

 

支給停止が行われる場合には、厚生年金基金に加入しなかったと仮定した場合の老齢厚生年金額を算出し、まず国の年金から支給停止が開始され、支給停止額が国の年金額を超える場合は、厚生年金基金の年金(基本年金)についても支給停止されます。

 

厚生年金基金の在職老齢年金の取扱いについては、厚生年金基金の設立事業所以外の事業所に勤務する人の支給停止を行わない基金もあり、プラスアルファの支給停止についても、基金ごとにその取扱いが異なります。

 

厚生年金基金加入員の繰上げ支給

 

○代行部分
厚生年金基金の加入員または加入員であった人が、老齢厚生年金の繰上げ請求すると国から支給される分の繰上げのほか、厚生年金基金の代行部分も繰上げ支給の対象となり、繰上げ減額支給となります。

 

○加算年金(部分)
厚生年金基金によっては、代行部分とは別に基金独自に加算年金(部分)が支給される基金があります。この加算年金(部分)が繰上げになるかどうかは基金の規約により定められます。





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